トランプ政権がヘンリー王子の米国ビザ申請についてのファイルに関して1000件以上の文書を発見したことで、王子はビザ申請について新たな精査に直面しているという。英紙サンが先日、報じた。

 裁判記録によれば、ビザ申請を扱う米国国務省により、ヘンリー王子に関する書類1007件が見つかったという。これらには、米国の外務大臣に相当する国務長官室の記録217件が含まれているとされている。

 提出書類には、領事局から517件、法律顧問室から271件、国務副長官室から1件の「潜在的に関連のある記録」があることも示されている。

 今後、情報の一部は公開される可能性があるという。これらは今後、ワシントンの判事によって審査され、何を公開すべきかが決定される予定だ。

 これは、米国の右派シンクタンク、ヘリテージ財団が、米国国土安全保障省に対して訴訟を起こした後、1月に国務省を提訴したことを受けてのことだ。この訴訟により数十のファイルが公開されたが、ヘンリー王子のビザのステータスや、彼が申請書に虚偽の記述をしたかどうかは明らかにされなかった。

 同財団は新たな法廷文書の中で、回想録「スペア」の中でコカインとマリファナの使用を公に認めながら、薬物使用については嘘をついた可能性があると主張し続けている。

 財団の弁護士サミュエル・デューイ氏は、ヘンリー王子に関する書類の数は「財団がヘンリー王子をかなり厳しく監視していることを示している」と指摘している。また同氏は「ヘンリー王子がこの事件について話している文書は公開されると思うが、その他の資料は公開されない可能性がある。その後、その決定が覆されるかどうかは政治家次第となるだろう」と語っている。

 この訴訟により、ドナルド・トランプ大統領がが2020年に米国人の妻であるメーガン妃とともに英国から米国へ渡航したヘンリー王子を国外追放する可能性があるとの憶測が広がっていた。

 新たな文書の発見について米国国務省はコメントを控えている。