ジャーナリストの石田英司氏が13日、「上泉雄一のええなぁ!」(MBSラジオ)に出演し、日本の核武装と平和について言及した。

 先月3日、参政党の公認を得て参院選東京選挙区に立候補していた〝さや〟こと塩入清香氏は、ネット番組に出演。司会者から核保有や日米同盟について質問され「核武装が最も安上がり」と述べていた。

 さや氏の発言について石田氏は「少なくない数の政治家は、核武装ってことについて考えたことがあると思う。特にアメリカの核の傘のもとにいる日本。そのアメリカに『核で守ってやってる。だから言うこと聞け』って言われてるから」と切り出す。

 日本が核武装をする場合の段取りについて語った。「前提として日本政府は『日本が核兵器を持つことは、合憲である』と言っている。まず引っかかるのは『非核三原則』持たず、作らず、持ち込ませず。これは法律じゃない。国是(国のルール)、これを変えないといけない。もっと難しいのは『原子力基本法』なんです。この法律がある以上、核兵器なんて持てないんです。そのために国会で法律を変えないといけない」と説明した。

 次に国際条約について言及。「核不拡散条約から離脱しなきゃいけません。(核の傘を利用している)アメリカが反対します。(それでも離脱し、国連から経済制裁を受けると)制裁が効く可能性があります」と指摘した。

 本当に核武装は安上がりなのか? 1970年、中曽根康弘元首相が日本の核保有のためにかかる資金と期間を試算させたことがあるという。「この方、戦争行って、結構悲惨な体験してるんで、核なんかに賛成する人ではない」と前置きしたうえで、「答えが出ました。『2000億円。5年以内でできます』と試算が出ました。ただし、どうしてもクリアしないといけないのは『核実験場が確保できたら』という条件付きです。もうひとつ、どこの基地に配備するかで、地元でものすごい反対される。事実上、お金と期間はどうにかなるが、核実験場と配備の問題で不可能となった」と解説した。

 最後に「さやさんの言った『安上がり』に僕も引っかかるんですが、お金と期間で言うと、そんなにコストはかからないかもしれない。それ以前にクリアする問題が多くて、なかなか難しいですよ」と指摘した。