卓球男子シングルスで世界ランキング4位の張本智和(22=トヨタ自動車)が念願の頂点に上り詰めた。
男女シングルスの世界ランキング上位選手で争われるWTTチャンピオンズ横浜最終日(11日、神奈川・横浜BUNTAI)の決勝では、同2位で世界選手権覇者の王楚欽(中国)と対決し、4―2で勝利を収めた。
優勝をかけた一戦は第1ゲームを11―9で先取すると、そのまま勢いに乗って3ゲームを連取。しかし、第4ゲームは9―11、第5ゲームも11―13で競り負けて猛追を許した。
第6ゲームは4―2の時点でヒザを痛めたしぐさを見せ、審判にメディカルタイムアウトを要求。WTTの医療スタッフのヒアリングを受けて認められ、そのまま両ヒザの処置を受けた。その後は順調に得点を重ね、マッチポイントでは相手のミスで激闘に終止符。11―4で勝利をつかんだ。
試合後は「うれしいよりも、信じられない気持ち。王に勝てたことが信じられないし、これほどまで良いプレーができたとも思わなかった。みなさんのおかげで今日はこんなに良いプレーができた」と心境を明かした。
7月のUSスマッシュ決勝戦では0―4の完敗。その直後から戦術を練り、王への対策を立ててきたという。この日の激戦を制した張本は「(勝利のポイントは)レシーブ。自分の武器であるチキータを今日は使わなかった」と胸を張った。
1か月前の屈辱を経て、リベンジに成功。張本は「一番は日本でのプレーは楽しかったなと。日本のみなさんの声援ほど心強いものはない。自分の思っている力以上のものをみなさんから引き出していただいた。コーチ陣は緻密な戦術を練ってくれて、そこには勢いも、そして裏にはちゃんとした実力もあって、全てがうまく重なった1週間だった」と自国開催の大会を締めくくった。












