横浜市長選の投開票が3日に行われ、現職の山中竹春氏が当選を確実にした。投票が締め切られた午後8時のゼロ打ちだった。選挙戦では山中氏のある行動が話題となっていた。
山中氏のほかに元長野県知事で作家の田中康夫氏、元市議の高橋徳美氏、元会社員の斉藤直明氏、野菜卸売会社経営の小山正武氏、野球独立リーグ球団オーナー福山敦士氏が立候補していた。
前回はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致の是非という争点があったが、今回は山中市政の評価が議論となった。とはいえ、山中氏には自民党、公明党、立憲民主党の地元組織が支持。投票率が伸び悩む中、組織力で優勢なのは明らかだった。また、参院選後の石破おろしなど国政のドタバタに隠れた面もある。
山中陣営にとっては、失点をしないことが重要な選挙戦となった。だからこそ、候補者討論会には出席せず。田中氏は山中氏に当確が出た後の報道対応で「それぞれのご判断かもしれないが、私は選挙が行われている時にそれぞれの候補者の発言を相対的に見る上では、公開討論会というのは非常にありがたいことだと思います。ある意味では今の横浜の言論状況なのかなと思う」と苦言を呈した。
また、選挙戦中に田中氏と山中氏が商店街ですれ違う際に、山中氏はなぜかダッシュで田中陣営の前を走り去っていた。この件はX(旧ツイッター)などで動画が拡散され、〝逃げ春〟などと話題になっていた。
田中氏は「大変な短距離走者のように走り抜けられまして、それが現在の市長でいらっしゃって、通常はライバルであっても選挙カーから『何々候補のご健闘をお祈りします』とか、握手をするというのがスポーツ選手のようにあるのです。しかし、アフリカの草原をキリンやゾウが走って行くように走って行った」と振り返った。
一体どうして山中氏は走り去ったのか。田中氏は「私に聞かれても分からない。本人に聞いて」と苦笑い。市政では堂々としてもらいたいものである。












