全日本プロレス3日の大田区総合体育館大会で、ジュニアのシングルリーグ戦「ゼンニチJr.フェスティバル2025」決勝戦が行われ、青柳亮生(25=Bブロック1位)が、ライジングHAYATO(26=Aブロック1位)に勝利し、栄冠を手にした。

 同会場で22年6月19日に行われた2人のシングルマッチは、ファイアーバード・スプラッシュで亮生が勝利。その後、ともに世界ジュニア王者を経験した亮生とHAYATOは、ゼンニチジュニアの最高峰を決めるため、3年ぶりに雌雄を決することになった。

 試合は序盤、亮生がロープ上のHAYATOをミサイルキックで撃墜し場外戦へ。するとお返しとばかりに、二階席に立ったHAYATOからダイブを浴びせられる。両者の空中戦が交錯し、開始5分で会場のボルテージは頂点に達する。

 中盤、スピードで抜け出したHAYATOから亮生はエプロンでのDDTをもらうも、キリモミ式ジャンピングハイキックで反撃し、ひとでなしドライバーをさく裂させる。

 一進一退のハイスピードな攻防は続く。試合開始から25分、決めにかかった亮生はファイアーバード・スプラッシュで飛び込むも、ヒザで迎撃され、窮地に追い込まれる。しかし、必殺のシド・ヴィシャスを避けた亮生がリバース・フランケンシュタイナーで逆転に成功。2度目のファイアーバード・スプラッシュでカウント3を決め、くしくも3年前のフィニッシュの再現となった。

ファイヤーバードスプラッシュで優勝をつかんだ青柳亮生
ファイヤーバードスプラッシュで優勝をつかんだ青柳亮生

 試合後マイクを握った亮生は「これが全日本プロレスジュニアだ。そして、優勝したのは青柳亮生だ」と吠えた。また「誰が勝つかわからないリーグ戦を勝ち抜き、このトロフィーを手に入れたわけだが、まだ足りないものがある。世界ジュニアが足りない。優勝したってことは権利ありますよね」と世界ジュニア王者・吉岡世起をリングに呼び出した。

 吉岡は「花道を歩きながら考えたけど、断る理由が何も見当たりませんでした」と対戦を快諾。10日の長野・エア・ウォーターアリーナ松本大会での王座戦が決定した。

 この大会では兄・優馬が三冠ヘビー級王者・斉藤ジュンに挑戦がすでに決定しているため、青柳兄弟そろって地元での王座挑戦となる。「この勢いで世界ジュニアを奪取しますので、大田区の皆さん、松本にお越しください。顔、覚えましたからね」と観客を長野へ誘った亮生。最後は「全日本プロレス、さらに向こうへプルス・ウルトラ!」と大合唱し、大会を締めた。