国会の華ともいわれるヤジを巡って、日本保守党代表の百田尚樹参院議員とヤジ軍団との〝激突〟は時間の問題だ。

 参院選比例代表で初当選した百田氏は29日、任期初日を迎えての定例会見でエンジン全開だ。

 同じく当選した弁護士の北村晴男参院議員が石破茂首相をXで「醜く奇妙な生き物」とポストしての炎上騒動に「石破総理の容貌とか容姿を言っているんじゃない。人としての生き方、姿勢が醜いと言っている。批判するのは日本語の読解力が著しく低い」と反論。「石破総理がキムタクみたいな顔していたらね、誰も発言がおかしいと言わない」と〝醜い〟を容姿批判と勘違いした人はそうした認識が潜在意識にあるからだと喝破した。

 議員になっても言いたい放題を貫く姿勢に有本香事務総長は「バッジがついても何も変わらなかった」と苦笑するばかりだったが、これから嵐となりそうなのは本会議や委員会での質問時だ。

 百田氏は国会で飛び交うヤジについて「ヤジを飛ばしても仕方がない。国会中継を見ているとヤジを飛ばしているのがいて、本当に気分悪いですね」と怒りを感じていたという。街頭演説でもヤジが飛ぶと反論しており、とにかく発言中にチャチャを入れられるのは許せないというのだ。

 ヤジや不規則発言は本来、議事進行の妨げとなるために禁じられているが、〝国会の華〟とも称され、横行しているのが現実だ。特に参院は立憲民主党の辻元清美代表代行や社民党の福島瑞穂党首がヤジ将軍で知られ、今回の参院選では蓮舫氏やプロレスラーの大仁田厚参院議員(当時)と肉弾バトルを繰り広げたこともある立憲の森裕子氏が返り咲いたことで、〝レフトスタンド〟は強力な布陣が敷かれることになる。

 百田氏はどこまで本気か分からないが、「私がもし質問に立ってる時にヤジったら、殴りに行く!」と宣言。保守党は自民党にも厳しい姿勢を見せており、〝ライトスタンド〟からの応援は期待できない状況で、百田氏がどう立ち回るかは見ものとなりそうだ。