順調だったはずが…。パ4位の西武がズルズルと後退を続けている。28日までの後半戦は2戦全敗で、オールスター戦を挟んで今季ワーストの5連敗。借金も「5」まで膨らみ、5位・楽天にゲーム差なしの勝率1厘差まで肉薄されている。

 6月までは月間勝ち越しを決めてきたが、今月は4勝14敗1分けと急激に失速。29日からのオリックスとの3連戦(京セラ)で2勝1敗以上でなければ、シーズン91敗を喫した昨年7月の月間勝率2割5分(5勝15敗1分け)を下回る〝不吉データ〟に直面する。

 急ブレーキの要因は明白で、深刻な得点力不足。5連敗中の総得点はわずか「7点」で、月間のチーム打率も1割9分2厘と打線が完全に冷え込んでしまっている。

 西口文也監督(52)は「これからは、もうちょっと作戦も考える。(走者を)動かしながらいかないといけない」と考えを巡らせていたが、前半戦の好調時のようにエンドランや進塁打、盗塁などを絡めて活路を見いだすしかなさそうだ。

 それでも昨季と比較すれば、打線に「核」は存在する。昨年はクリーンアップそのものがなかったが、今季は4番にネビンが座っている。ただ、その前後を固定できず、7月の19試合で3番には渡部聖ら4人、5番には山村ら5人が起用された。4番の前後で攻撃が寸断されていることを象徴するかのように、ネビンは月間打率3割1分9厘をマークしながら、7打点にとどまっている。

 数少ないチャンスで、いかに機動力などを絡めて得点につなげるか。嫌な記憶もチラつく中、オリックス戦でどうにか踏ん張らなければ、今年も8月でペナントの灯が消えかねない。