トランプ大統領が〝エプスタイン文書〟を公開しないことで、就任以降初めて、岩盤支持層であるMAGA(メーク・アメリカ・グレート・アゲイン=トランプ氏の選挙スローガン)支持者離れを起こしている。

 再選に向けた選挙運動中、トランプ氏は性的虐待罪などで起訴され公判前に自殺した実業家ジェフリー・エプスタイン元被告のファイルを公開すると表明。しかし司法省は今月7日付のメモで、FBI(連邦捜査局)との合同捜査の結果、エプスタイン氏に関して、買春したとされる〝有名人顧客リスト〟を持っていなかったと発表。トランプ氏も発表すべき文書がないとした。

 その後、米紙ウォールストリート・ジャーナルが、司法省がエプスタイン氏関連資料にトランプ氏の名前が記載されているのを発見していたと報じた。トランプ氏はWSJを名誉毀損で訴えている。

 それでも多くのMAGA支持者が〝有名人顧客リスト〟の存在を信じていることから「MAGA支持者がトランプ離れを起こしています。トランプ氏自身がウソをついているかもしれないとなっているのです」(米国事情通)。

 そんな中、エプスタイン氏の元愛人で少女調達係の役割を担い、2022年に未成年者の性的人身売買の罪で禁錮20年を言い渡されたギレーヌ・マクスウェル受刑者が司法省のトッド・ブランチ司法副長官と2日間にわたり9時間の面談をしていたことが分かった。米ABCニュースが26日、報じた。

 マクスウェル受刑者の弁護士デビッド・マーカス氏は「マクスウェル氏はブランチ氏との面談中にエプスタインと関係のある100人ほどの人物について質問され、全ての質問に答え、何も隠さなかった」と明かした。

 また、マクスウェル受刑者は、8月11日に下院監視委員会から尋問を受けるよう召喚状を受け、現在、証言するか検討中だという。

 前出事情通は「ブランチ氏は、トランプ氏自身の訴訟で弁護人を務めた人物です。マクスウェル受刑者が言ったことをどのような形でどこまで公にするか、下院ではどう話させるかを調整しているとみられます。〝エプスタイン文書〟が公開される可能性は一気に高まりました」と語る。

 司法省が公開ストップしたエプスタイン問題が動き出したようだ。