「マイナビオールスターゲーム2025」第1戦(23日・京セラ)は5―1で全パが勝利。「7番・中堅」で先発出場した周東佑京内野手(29=ソフトバンク)は3打数2安打1打点2盗塁と躍動した。

 勝負付けは済んだか。4回、一死走者なしから左前打で塁に出た周東。昨年まで同僚だった全セ捕手・甲斐(巨人)に対してすかさず初球に二盗を決めた。二盗を決めたのち、三塁コーチャーを務めていた新庄監督からジェスチャーが送られているのを確認した。試合前には三盗は頭になかったというが、「新庄さんにこいと言われたので、しようかなと思いました」と決行。見事に6球目に三塁を陥れた。

 三塁塁上ではエンターテイナーからの提案があった。「俺のやつやるか」。新庄監督が2004年に球宴の舞台で決めた本盗。「盛り上がるかなと思ったので行くつもりではいた」というが、そこは甲斐の警戒にあい、新庄監督からの「無理だ」の声もあって断念した。

 本盗こそならなかったものの、元同僚からの2盗塁。今年オープン戦でも二盗を決めたが、投球がワンバウンドだったこともあり、甲斐から「あれ、認めないです僕は(笑い)」と申し立てをされる一幕もあった。

「もう僕の勝ちで間違いないかなと思うので。いい加減認めてほしいなと思います」と自信気に語った鷹の韋駄天。盗塁後の攻守交代時には本塁で笑顔で言葉を交わすなど、親交の深い2人だからこその祭典ならではの勝負だった。