ドジャースの大谷翔平投手(31)は21日(日本時間22日)、本拠地でのツインズ戦に「2番・投手兼DH」で先発し、初回に先頭打者弾を浴びたが、直後の攻撃で3試合連続本塁打となる35号逆転2ランを放ち、自身を援護。打者では4打数1安打2打点、投手では3回を4安打1失点にまとめてチームは5―2で勝ち、連敗を3で止めた。

 2回、ツインズ先頭のカルロス・コレア内野手(30)が打席に立つとドジャースファンは「チーター(詐欺師)! チーター!」の大合唱。大谷の逆転弾で沸いていたスタジアムは一瞬にして険悪なムードとなった。そんな異様な空気の中、大谷は99マイル(約158・4キロ)の直球でストライクを取り、2ストライクから99マイルの直球で右直に打ち取るとドジャー・スタジアムは大歓声に包まれた。

 コレアは後にサイン盗み問題が発覚した2017年のワールドシリーズ(WS)王者・アストロズの一員で、WSで破った相手がドジャースだった。20年にはアストロズのアルトゥーベを「ジャッジからMVPを奪った」と批判したドジャースのベリンジャーに対し、コレアは「真実を知らないなら黙ってろ」と反論。ドジャースファンの怒りに火を注いだ。

 この「詐欺師コール」動画を「ジョムボーイ・メディア」がXにアップすると「ドジャースファンはまだ終わっていない」「コレアは永遠に嫌われる」とコレアを敵対するコメントが殺到。この騒動を取り上げた「クラッチ・ポインツ」は「当時アストロズを擁護する声を上げ続けたコレアは、特にロサンゼルスでそのスキャンダルの永続的な象徴となっている。月曜日のチャントはアストロズの行動が何年もたった今でもロサンゼルスで許されていないかを強調されただけだ。アストロズの不正行為スキャンダルの傷は多くの人の心にまだ記憶に新しいものであり、ドジャー・スタジアムでは、それが表面から遠く離れることはない」と解説した。