〝メンタルケア〟はお手のものだ。バレーボール女子のネーションズリーグ(VNL)1次リーグ第3週千葉大会最終日(13日、千葉ポートアリーナ)、世界ランキング3位の日本は同2位のブラジルに0―3で敗戦。通算成績9勝3敗の3位で決勝ラウンド(23日開幕、ポーランド)に挑む。

 ブラジルの力強いサーブと多彩な攻撃に崩され、攻守ともに圧倒される展開。主将の石川真佑(25=ノバラ)がチームトップの12得点を挙げて意地を見せたものの、最後まで流れをつかめなかった。試合後には「今日は勝ちに行く気持ちで戦ったけど、ストレートで負けてしまって悔しい」と厳しい表情だった。

 それでも最低限の目標はクリア。今後は一発勝負の負けられない戦いとなるだけに、心技体が万全な状態で迎えたいところ。その点、頼れる主将に不安要素はない。

 今季の代表活動で石川と親睦を深めた川畑遥奈(デンソー)は、全体合宿時に石川、中川つかさ(NEC川崎)の同期トリオで気分転換を図ることが多かったという。川畑は「プライベートな話もするけど、休みの日には例えば3人の誰かがどこか買い物に行ったら、それぞれお土産を買ってくるみたいな感じかな」と明かした。

 実際、川畑が石川にベーグルを差し入れた際には「結構ストイックで食べないイメージがあったけど『うれしい』と言ってくれた」と照れ笑い。石川から差し入れをもらうこともあり「カルディの豆乳ビスケットがすごいおいしい。それを買ってきてくれてうれしかった」と声を弾ませた。

 主将の大役を担いながらも、オンとオフを巧みにコントロールするのが石川のすごさ。「次のファイナルに向けて準備をして、気持ちを切り替えていきたい」と前を見据える主将が、チームを躍進へと導いてくれそうだ。