ローソンは10日、都内で「新・手巻おにぎりシリーズ」商品説明会を実施。ふんわり食感にリニューアルした手巻おにぎりを15日から全国の店舗約1万4000店で発売すると発表した。

 手巻おにぎりを製造するラインの供給機を13年ぶりに刷新。これにより従来と同じごはんの量で体積比が約3割アップし、成型後でもふんわりとした食感が得られるようになったという。

 コンビニのおにぎりは外出が多くなる7~8月に売上ピークを迎える。パリパリの海苔を自分で巻いて食べる手巻おにぎりはかつて主流だったが、直巻きおむすびや海苔なしのおにぎりに押されて、販売構成比はおにぎり全体の約3割となっている。

 コメ価格の高騰でおにぎりの価格も上昇しており、人気ナンバーワンのシーチキンマヨネーズは現行価格171円(税込み)から181円(税込み)と10円の値上げ。炙り熟成紅鮭は203円(同)から221円へと20円の値上げになる。

 報道陣からコメ価格が下がった場合は、値下げする可能性もあるのかという質問も上がったが、デリカ・厨房部シニアマーチャンダイザーの内田恵美氏は「コメの高騰だけでない。海苔も具材も人件費も上がっている。単純に値下げをするのかどうかは世の中の反応を見ながら都度都度考えていきたい」と答えるにとどめた。

 手巻おにぎりは梅や鮭、おかかといった定番具材が多いものの今回は新商品も用意した。それが三島食品のふりかけ「ゆかり」を混ぜ込んだ「手巻おにぎり ゆかりごはん(しば漬け)」(税込み192円)だ。

「ゆかりを混ぜ込んだおにぎりは他社にもありましたが、パリパリの海苔と一緒に食べるゆかりごはんもすごくおいしいですし、しば漬けとの相性も抜群。夏にぴったりの手巻きおにぎりです」(内田恵美氏)

 リニューアル後はおにぎりカテゴリーで前年比20%増の売上を狙う。単に値上げするのではなくあくまで付加価値をつけていく方針だが、〝おにぎり200円時代〟が近づきつつあることは間違いない。