このところ、やたらスイーツ欲求がすごい。せっかく砂糖断ちをしていたのに、依存に近い状態になっている。何となくだるいし、やる気もダウン気味。朝起きるのもちょっとしんどい。調べてみると、「副腎疲労」という症状にバッチリ当てはまるではないか。

副腎はストレスに対抗するホルモンのコルチゾールを分泌する
副腎はストレスに対抗するホルモンのコルチゾールを分泌する

 副腎は左右の腎臓の上にちょこんと乗った小さな臓器。ストレスに対抗するホルモン「コルチゾール」を分泌するのが主たる役割で、このホルモンは血糖値の安定、炎症の抑制、免疫のバランスなどに深く関わっている。つまり副腎は、心身の健康を支える“守りの要”とも言える存在なのだ。

 ところが、慢性的なストレスが続くと、副腎はフル稼働でコルチゾールを出し続けることになり、やがて疲弊してしまう。そうなると本当に必要な時にコルチゾールを十分に分泌できなくなり、結果としてストレスに対する抵抗力が落ちてしまう。この状態を通称・副腎疲労と呼ぶ。

 そこに追い打ちをかけるのが酒である。酒を飲むと一時的にリラックスしたように思えるが、体内では「異物」として分解されるため、肝臓だけでなく副腎にも負担がかかってしまう。なぜならアルコール分解の過程で血糖が下がり、それを補うためにコルチゾールが追加で分泌されるからだ。つまり酒を飲む度、副腎はせっせとこき使われてしまうというワケ。

 さらに、深酒や飲酒後の睡眠不足が続くと、副交感神経が働きにくくなり、体は常に戦闘モードのような緊張状態に。これは副腎にとって、慢性的なストレスにさらされているのと同じ。飲酒習慣がある人は、知らず知らずのうちに自ら副腎を追い込んでいることがあるのだ。

 副腎を守るには、まずストレスコントロールが第一。睡眠をしっかりとり、タンパク質やビタミンC、B群を意識的に摂ることも、副腎の回復には不可欠だ。なかなか難しいが、酒量も控えめにしたほうが副腎には良いのだそう。「なんとなく不調」をそのままにせず、副腎をケアする習慣をつけてみてはいかがだろう?