安倍晋三元首相の命日となった8日、奈良・近鉄大和西大寺駅近くに設置された献花台には朝から多くの弔問者が訪れ、黙とうが捧げられた。

 安倍氏が銃撃された事件からはや3年、この日も朝から多くの弔問者が献花台を訪れ、故人を惜しんだ。1年目の献花台では模造銃を持った不審者が現れたこともあり、今年も献花台周辺には4メートルおきに警官が配置されていた。

 献花に訪れた女性は、こぼれ落ちる涙をぬぐいながら安倍氏の遺影に手を合わせた。70代男性は「安倍さんが亡くなったのは、警備の怠慢」と運営スタッフに憤りをぶつけていた。

 午前11時過ぎにNHK党の街宣車が到着すると警察官が倍増し、会場はものものしさを増した。

 安倍氏が銃撃された11時31分になると、スタッフや弔問者も現在花壇となっている銃撃現場に向かい黙とうを捧げた。

 12時になるとNHK党の立花孝志代表が到着。安倍氏の銃撃現場に向かい黙とうを捧げ、故人との思い出として「国会を退出される際、私に向かって笑顔で足を運んで下さり、他党である私に握手を求められ『がんばってね』と一言声をかけて(くださった)。そこにやさしさ、強さを感じた」とし、哀悼の意を表していた。

 その後も弔問の列は絶えなかったが、熱中症と思われる男性が救急車で搬送される一幕もあった。