ボクシングのWBC&IBF世界バンタム級統一王者・中谷潤人(M・T)の今後の戦いについて、現役王者が占った。

 中谷は6月にIBF前王者・西田凌佑(六島)をTKOで下して王座統一に成功。次戦以降は世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦を見据えて階級アップが有力視されている。そうした中、中谷がWBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)と対戦する計画が浮上。カルデナスは5月に井上からダウンを奪っており、実現すれば注目の一戦となる。

 日本フェザー級王者でWBA世界同級9位の阿部麗也(KG大和)は、YouTubeの「ボクサートリオch」で中谷とカルデナスの対戦に言及。「中谷選手がどの距離で戦うか。前回、西田選手とやった時は気持ちを出して前に行っていた。ああは行かないと思う。中間距離を使いながら、遠いところからの間合いを生かしてやるとなったら、ポイントは明確に中谷選手が取って。判定か、中盤ぐらいで倒すのもあるかな」と予想した。

 一方で、カルデナスについては「井上チャンプとの試合を見ていても、カルデナスは近い距離での、相手の打った後の狙いとか、すごい良かった。井上チャンプのあの強打に対しても、しっかり狙ってた。打ち終わりとか打つ時にガードが下がるというところをちゃんと狙って打てるような選手だから」と難敵であることを強調する。

 その上で「中谷選手もそこは絶対、慎重になる。対サウスポーとなって、さらに距離が遠いところでできるとなったら、中谷選手は優勢でいくんじゃないか」と展開を予測した。