反響の大きさは健在だ。宮城・仙台市に新設された通年型スケートリンク「ゼビオアリーナ仙台」の開館記念式典が5日に行われた。アイスショー「The First Skate」にはフィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成したプロスケーター・羽生結弦(30)らが出演したが、リンク外でも盛り上がりは高まっていた。
羽生の故郷である宮城・仙台市は、スポーツ用品販売大手のゼビオホールディングスと連携。通年型スケートリンクを新設することで、未来を担うスケーターたちの練習環境を整備した。仙台市の郡和子市長は「世界に羽ばたいていく子供たちが出てくることを、心から期待したい」とメッセージを寄せた。
アイスショーには羽生、鈴木明子さんら仙台市と縁の深いスケーターが多く出演。羽生は大トリで「春よ、来い」を、アンコールで「Let Me Entertain You」を披露すると、会場の熱は最高潮に達した。新リンクの門出を演技で祝った羽生は「地元のスケーターのみんなと一緒に一つのショーをつくり上げて、仙台の地で何かをつくり上げることの楽しさ、それを仙台の方、仙台に集まってくださった方々に対して発信できたことは、すごく良かった」と声を弾ませた。
また、今回の式典に合わせて会場付近の杜の広場公園で「仙台おもてなし広場」が開催。ご当地グルメや物販などのブースが多く出店し、約4000人が集まった。
羽生への感謝の思いを込めた商品を複数開発してきた仙台市のチーズケーキ専門店「杜の都のチーズケーキ工房yuzuki」は「yuzuケーキ」の元祖である「ゆずのスティックチーズケーキ」を限定販売。同社の担当者は「午前11時のスタート直後から行列ができていて、たくさんの方が来てくださった。事前にファンから問い合わせもあったし、地方からもファンが来てくれた」と頭を下げた。
この日は日本国内だけではなく、海外のファンも来場していた。取材に応じたファンは「台湾から来ました」と満面の笑み。羽生の絵が描かれた横断幕などを持参して、羽生に大声援を送っていた。
かねて仙台市の関係者が「新リンクができることで地域の経済活性化につながるのでは」と期待を寄せていた。各所で存在感を発揮する羽生のパワーは、絶大な影響力を持っている。













