フィギュアスケート男子で五輪2連覇のプロスケーター・羽生結弦(30)が〝待望の新リンク〟への思いを語った。

 宮城・仙台市に新設された通年型スケートリンク「ゼビオアリーナ仙台」の開館記念式典が5日に行われ、アイスショー「The First Skate」では大トリで「春よ、来い」を、アンコールで「Let Me Entertain You」を披露。「始まりが1つのテーマではあるので、自分にとっては始まりの季節、春というようなイメージで選ばせていただいた。何か少しでも今日滑った子たち、そして今日見に来てくださった方々の中で季節だけじゃなくて、見たことがきっかけで何かが始まったり、何か一歩を進めることができたらいいなという思い、祈りを込めて滑った」と振り返った。

 仙台市はスポーツ用品販売大手のゼビオホールディングスと連携。通年型スケートリンクを新設することで、未来を担うスケーターたちの練習環境を整備した。「どうしても仙台のリンクで練習をし続ける中で、世界のトップを狙って行くことになっていくと、もっと恵まれた環境に行かざるを得ないということが僕も含めてあった。そういうことがあると、自分たちも故郷への思い、家族への思い、仲間への思い、いろんなことがうわーとなる日が絶対ある。やっぱり好きな場所で、好きな仲間と、好きな先生と一緒にずっとできたらいいなと思う」と願いを込めた。

 2006年トリノ五輪女子金メダルの荒川静香さん、羽生、25年世界選手権女子銅メダルの千葉百音(木下グループ)ら、さまざまな世代で仙台市出身のスケーターが活躍中。新たな拠点の誕生は、仙台市のスケート界のさらなる発展につながりそうだ。