バルセロナ五輪柔道銀メダルでプロレスラーとしても活躍した〝元暴走王〟小川直也氏(57)が、自身のYouTubeチャンネル「小川直也の暴走王チャンネル」を更新。名門の国士舘大学柔道部で起きた大麻騒動について語った。
警視庁は16日に麻薬取締法違反の疑いで東京・町田市の学生寮を家宅捜索。国士舘大によると、1年生2人、2年生4人の計6人が大麻の使用を認めた。男子柔道部は14日付で無期限活動停止となっている。国士舘大柔道部は五輪金メダリストの故斉藤仁さん、日本男子代表の鈴木桂治監督、2連覇の内柴正人氏、格闘家に転向した石井慧の4人を輩出した名門。それだけに、柔道界に大きな衝撃が走った。
小川氏は動画の中で「都合のいいことだけやるんじゃねえよ、とは言われたくない」といい、「避けては通れない。オレの道場の教え子が(国士舘大の)1年生なんだよ。どうしてくれるんだよって話だ」と、あえて問題に踏み込む理由を明かした。その上で「本当に残念だよ。だけど、ちゃんと世間に認めてもらうようなことはやらないといけない。過去に柔道部じゃないけど、(大麻問題で)廃部になったところもある。そこまで考慮して、柔道も姿勢を見せないと」と柔道界全体の問題と捉え、厳正な処分を下すことを求めた。
近年は大学運動部で薬物事件が多発している。2023年には日大アメリカンフットボール部の部員や卒業生が立件された薬物事件で、廃部となるケースがあった。小川氏は「柔道では(大麻使用は)聞いたことない」と言い、「(国士舘大柔道部は)名門中の名門。柔道界に貢献しているのもある。だけど、それとこれは別。だからいい、とか悪いとかの話ではない」と指摘する。
全日本柔道連盟の対応では、警察の捜査に協力する国士舘大からの報告を待っている段階としている。「どういう判定になるのか。お手並み拝見ではないでしょうか。柔道界だけの問題じゃない。対世間だから。これは厳正にしてもらわないと、(柔道界の)底辺に響く。柔道ってそういう人がいて当たり前の世界だと、親が見てどう思うか。『そんなにいい加減なところなの?』とかさ」と、少年柔道の指導者として、処分の内容によっては柔道界のイメージ低下につながることを危惧した。
名門柔道部で起きた不祥事の原因も独自に分析。「一体感が欠けていたんだろうな。名門の大学だから部員が多い。でも選手と補欠で40人弱しか試合に出られない。その倍以上の〝(試合に出られない)選手でない人〟がいるわけ。そのモチベーションがなくなる気持ちもわからなくもないけど、それが上を目指さずにやっちゃったってこと。痛いけど、管理者の責任ではあるよね。大学も必死だと思う。対世間だから」と元暴走王はみている。
最後に小川氏は「あとは見守るしかないが、対世間を意識してもらいたい。厳正に処分して今後起こらないように」と再発防止を訴えていた。












