WWEのPLE「ナイト・オブ・チャンピオンズ」(28日=日本時間29日、サウジアラビア・リヤド)に元新日本プロレスのヒクレオ(34)が電撃登場。ソロ・シコア(32)のUS王座強奪をアシストした。
 
 シコアは同じアノアイ一族で、自身が味方に引き入れたUS王者ジェイコブ・ファトゥと対立。「ザ・ブラッドライン」の仲間で元新日本のタマ・トンガ&タンガ・ロアが負傷で欠場する中、元新日本のジェフ・コブ改めJCマテオとともに、ファトゥとの抗争に入っていた。

 サウジ決戦では勢いに乗るファトゥと決着戦。シコアはファトゥの馬力に試合の主導権を握られた。ファトゥがコーナーに上がったところで、まずはマテオが姿を現しレフェリーを引きつけた。ここで黒装束の男がリングに上がって、ファトゥを攻撃。フードを脱ぐと、昨年11月から欠場していたタンガだった。それでもファトゥは驚異の身体能力で、背面式トぺを見舞って、介入した2人を排除した。

 シコアには必殺のムーンサルト弾を放ってカバーに入ったが、場外から大男が介入。ファトゥの頭をつかんで場外に引きずり下ろした。乱入者はヒクレオで、ファトゥをゴッドセンド(チョークスラム)で実況席に叩きつけた。破壊力抜群の一発でKOすると、ファトゥをリングに放り込んだ。ヒクレオの援護を受け、シコアは必殺のサモアンスパイク(親指突き)を決めて、3カウントと初のメジャータイトルを奪った。

 ヒクレオはタマ・トンガが実兄で、義父は名レスラーのキング・ハク。2017年から新日本を主戦場とし、203センチの長身を武器にIWGPタッグ王座やSTRONG無差別級王座を獲得した。昨年6月の大阪城大会を最後に新日本マットを離れると、タマとタンガのいるWWE移籍がささやかれていた。新日本離脱からちょうど1年で、世界最大団体にたどり着いた。

 大会後に配信されたポストショーでは、シコアのインタビュー中にテロップが流され、ヒクレオが「タラ・トンガ」のリングネームになったことが明らかになった。一方でシコア軍団のメンバーはマテオ、タマ、タンガ、ヒクレオとすべて元新日本勢に。一体、今後のWWEマットはどうなっていくのか? 気になるところだ。

 この日の「WWEナイト・オブ・チャンピオンズ2025」は「ABEMAプレミアム」にて生中継された。