WWEの〝美しき狂気〟ジュリアがゼリーナ・ベガを破り、女子US王座を奪取。スマックダウン昇格後、わずか6週間でメインタイトル獲得に成功した。
超スピード出世が止まらない。昨年9月にWWEへ移籍。今年1月に第3ブランド・NXTでNXT女子王座を手にすると、4月からはロウで女子世界王者のイヨ・スカイと抗争した。5月16日のスマックダウンでメインロースター昇格が明らかになり、同ブランドではゼリーナのUSベルトに狙いを定めていた。
27日(日本時間28日)のスマックダウンは、サウジアラビア・リヤドで開催された。イランとイスラエルの紛争で、米国がイランの核施設を攻撃。停戦したとはいえ、先行き不透明の中東情勢下で、ジュリアらWWEスーパースターはサウジ入りした。女性の肌の露出が制限されるイスラム圏での試合とあって、ジュリアと王者はボディースーツに身を包み、タイトル戦に臨んだ。
ジュリアは序盤から不敵な笑みを浮かべ、強烈なブレーンバスターで先制。「いくぞー!」の掛け声からコーナーに上がろうとするも王者の反撃にあい、ムーンサルトアタックをくらってしまう。だが、サウジの観衆から起きた「レッツゴー、ジュリア!」のチャントを背に断崖式ネックブリーカー、ミサイルキックでゼリーナを攻め立てる。
王者も場外戦でダブルニーを放って、ジュリアを鉄階段に叩きつけた。ここから一進一退の激しい攻防となり、ゼリーナがメテオラを決めれば、ジュリアは雪崩式デスライダーでマットに突き刺し譲らない。王者が勝負をかけて放ったコードレッド(回転式パワーボム)を、ジュリアは両足をロープにかけてカウント2でぎりぎりのクリア。焦った王者のムーンサルトプレスをかわし、ランニングニーからニーアタックをぶち込み、必殺のノーザンライトボムで3カウントを奪った。
見事な波状攻撃でベルト奪取。ジュリアはこん身のガッツポーズで喜びを表し、コーナーに上がってベルトを誇示した。女子US王座は昨年11月に新設されたタイトルで、初代のチェルシー・グリーン、ゼリーナに続きジュリアは第3代王者に。WWE入りからわずか9か月でメイン王座を奪取する快挙となった。
バックステージではCCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルH(ポール・レベック)から祝福された。トリプルHは自身のX(旧ツイッター)にジュリアとの動画とともに「彼女はスマックダウンに嵐を巻き起こし、今ではそれを証明するベルトも獲得した…おめでとう、ジュリア」と投稿。長足の進歩を遂げる〝美しき狂気〟をたたえた。
ジュリアは自身のXにベルトを手にした写真と「驚きもなし。運もなし。ただの必然。そして今…」と記した。新US王者としてスマックダウンにさらなる嵐を巻き起こす。
この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。













