ボクシングの世界スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(32=大橋)の元対戦候補が、またしてもリング外で騒動を起こしている。かねてモンスターとの対戦を熱望している元世界3階級制覇王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)が、サウジアラビア娯楽庁長官で「リヤド・シーズン」を手掛けるトゥルキ・アラルシク氏との〝2ショット写真〟を自身の公式フェイスブック上で公開。母国で物議を醸しているという。

 フィリピンメディア「FASTBREAK」は「カシメロがトゥルキ・アラルシク氏とのAI編集写真で批判を浴びる」と題する記事を掲載。「カシメロは最近、今年9月のカネロ・アルバレス対テレンス・クロフォードのメガファイトのアンダーカードに出場するために、サウジアラビアのプロモーター、トゥルキ・アラルシクから〝お墨付き〟をもらったというAI生成画像を投稿し、ネット上で批判を浴びた」と報じた。

 同記事はカシメロが自身のフェイスブックに掲載した画像を紹介し「編集された1枚の写真では、アラルシクがカシメロの手を上げて勝利しているように見える。しかし、その画像には明らかに加工された形跡があり、親指が間違った側に写っていた。投稿のキャプションには『カシメロは、トゥルキ・アラルシク閣下によって、カネロ対クロフォードの前座として戦うために招かれました』とある」と伝えた。

 さらに「その数日後に投稿された別のAI画像にはカシメロがアラルシクと〝契約書にサイン〟し、その横に彼の兄が立っている様子が写っていた」「この投稿は地元のボクシングファンから激しい反発を招き、カシメロのキャリアにさらなるダメージを与えたと非難する声もあった」と記述。「フェイクニュースだ」「本当に負け犬だ」「時間の無駄遣い」などファンの意見を紹介した。

 同記事では、今回の投稿を「アラルシクの注意を引くため」と指摘。昨年10月のサウル・サンチェス戦で体重超過により日本国内で1年間の出場停止処分を受けたことを伝えた上で「現時点では、アラルシク側からカシメロが前座として検討されているという公式な情報はない」と結んでいる。