東京都議選(22日投開票)も後半戦に突入。地域政党「都民ファーストの会」の顧問を務める乙武洋匡氏が19日、取材に答え、ここまでの選挙戦の振り返りと都議選の争点について語った。

 この日、東京メトロ中目黒駅で行なわれた同党公認の山口せいや候補の街頭演説に、日焼けした乙武氏の姿があった。1日平均5か所、応援演説に回るなど精力的に活動。また都議選前に同党の特別顧問で都知事の小池百合子氏からSNS戦略を一任され、SNS発信などの広報も担当している。

 JX通信社が発表した情勢調査(6月14、15日に実施)によると支持率は自民党10・5%、立憲民主党7・8%、都民ファーストの会7・6%。一方で「まだ決めていない」と答えた投票先未定層が5割弱となっている。

 連日、街頭に立ち有権者と触れ合っている乙武氏はどのように感じているのだろうか。

「昨年の東京15区補選で小池都知事と一緒に回らせてもらった時は、高齢者の方からの支持が絶大だなという印象だった。昨年の都知事選を経て子育て政策の小池都政というのが浸透してきた。子育て世帯からのご支援を感じられるようになりました」(乙武氏)

 一任されたSNS戦略については「過激なことを言ったりする方が再生回数も伸びる。だけど都民ファーストの会のイメージ、これまで支持してくれる方々の層を考えるとそういった方向は望ましくない。真っ当なことを伝えつつ、いかに多くの人に見ていただけるようにするか」と、その苦労を語った。

 一方で「ドブ板でリーチできる層とSNSだからこそリーチできる層と両方いる。ハイブリッドが重要ということをすごく感じた」と述べた。

 SNS戦略を含め、今後は5割の投票先未定層の取り込みがポイントになってくる。この層に何を訴えるのか。

 乙武氏は「争点らしい争点が具体的に浮かびにくい選挙なのかなと思います。そういった意味では小池都政がYESなのかNOなのかというところになってくる。定評のある子育て政策はもちろんのこと、人に寄り添う政策に力を入れてきた部分を評価していただきたい」と語った。