立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、石破茂内閣への不信任決議案提出見送りを表明した野田佳彦代表に対し、最後まで不信任提出の説得を続けていた。

 小沢氏はこの日午後、国会内で同党「内閣不信任決議案の提出を求める会」有志の国会議員30人たちと会合を開いた。

 終了後、報道陣の取材に快く応じた小沢氏。野田氏が仮に不信任案を国会に提出し可決され、石破首相が〝衆参ダブル選挙〟に踏み切った場合について問われると「不信任案が通れば総辞職しか解散しかない。国民の関心は高くなる。投票率は上がるということだ。我々は絶対に負けない」と自民党幹事長時代に〝剛腕〟と恐れられていた時のような迫力で言い切っていた。

 小沢氏は会合終了後、有志議員たちと野田氏に直接、内閣不信任案を提出する申し入れ書を手渡した。しかし、野田氏は小沢氏たちの要求に応じなかったという。

 永田町関係者によると小沢氏は野田氏が不信任案見送り決定を表明したことを受けて、報道陣の取材に対し「どういう理由というか、不信任案を提出しないという判断をしたのか理解に苦しむところであります。提出しないという決定があったということは、非常に残念に遺憾に思います」とコメントしたという。

 一方、野田氏は不信任案の提出見送り表明した緊急会見の中で、小沢氏らの動きに触れ「意見が割れているテーマについて責任をもって判断するのが代表であり執行部です。AかBかという判断だったら『Aじゃなきゃダメだ』と言われてもBという判断をすることだってあるわけです。逆にBという判断する人たちもいるわけですから、決まったことには従っていただきたい」と語った。

 党内からは今度の小沢氏たちの行動に「小沢さんたちの主張は、正論だった」「野田代表も最後まで考えた末に決断したんだと思う」という声が聞かれた。