前参議院議員の蓮舫氏の選挙事務所に金を要求する手紙を送ったとして強要未遂などの罪に問われている大浦康宏被告の公判が11日、東京地裁で開かれた。
起訴状によると大浦被告は2024年の東京都知事選に出馬していた蓮舫氏の選挙事務所に「安倍総理を思い出すようなことがあるかもしれない」と脅迫し、100万円を送るよう強要した。犯行動機について09年の民主党政権下で行われた事業仕分けで「不本意な異動をさせられて、恨みを持つようになった」と供述。蓮舫氏以外にも秋葉賢也元復興相に対してもカッターナイフの刃を入れた文書を送っていた。
この日は本人尋問が行われ、大浦被告の口から〝真の犯行動機〟が語られた。大浦被告は14年頃に近隣住民とトラブルとなり、恨みを募らせるようなった。今回の脅迫文にはその住民の名前を使用していたのだ。
蓮舫氏に対して100万円を要求したものの、受け取る気はなかったという。
大浦被告は「レターパックには現金を送るのは詐欺と書いてある。また追跡機能があるので、受け取り側も拒否できる。被害が大きくならないようにした」と持論を展開。政治家を脅迫した理由について「政治家に対する怒りがあったが、隣人に対する怒りが大きかった」と述べた。
大浦被告は、蓮舫氏に示談を申し入れているが、「政治活動の妨害、言論の自由に対する冒とくとお怒りになっていますと聞いています」と拒否されていることを明かした。
最後に、大浦被告は「一人のいい年をこいた大人が暴走することで多くの人に迷惑をかけることを想像できず行動してしまいました。軽率な行動をしたと反省しております」と謝罪。検察は「身勝手な思い込みの犯行」として懲役2年を求刑した。判決は6月20日。
身勝手な犯行に巻き込まれた蓮舫氏はとんだとばっちりだったようだ。












