「未熟だった」――。国民民主党から参院選比例代表に出馬が決まった山尾志桜里元衆院議員が会見を開かないことに批判の声が止まらない中、一部メディアの取材に口を開いた。玉木雄一郎代表は「もう少しお待ちいただければ」と会見開催に含みを持たせている。
先月14日に山尾氏の公認が発表されて以来、党には批判、反発の声が殺到し、右肩上がりだった政党支持率が下落に転じた。先月末には比例候補者の写真撮影会に出席予定だった山尾氏だが、所用を理由に当日欠席し、「報道陣から逃げた」と炎上。榛葉賀津也幹事長は会見の設定を求める報道陣に対し、「もう子どもじゃないんで」と対応に苦慮していた。
すると山尾氏がようやく動いた。3日、産経新聞の単独インタビューに応じ、過去の不倫騒動などへの対応を「未熟だった」と触れ、国民民主の支持率下落の一因となっていることを認めれば、「国民民主を国政政党として支えていく資格をいただければ、迷惑をかけている仲間、疑念を抱く国民の皆さんを含め、仕事でしっかり貢献したい」と意気込んだ。
「国民民主に参加してからの山尾氏はリベラルから保守色を強め、一時は自民党から出馬するのではないかといわれるほどイメチェンを図っている。今回の擁立では国民民主の保守層からの反発が強かっただけにまずは保守系の産経で地ならししてからという戦略なのでしょう」(永田町関係者)
玉木氏は産経報道に触れ、「(山尾氏には会見を開くように)ちゃんと伝えています。もうちょっと待ってください。説明しないと選挙できないし、勝てないと思いますから」と近く報道陣に対応する場が設けられる可能性を示した。
一方、公認発表から2週間以上も音さたがなかったことで、国民民主党員の西沢佳唯氏が山尾氏公認に反発し、「落選運動を起こす」と通称「山尾しおり」を名乗って、参院選比例代表への出馬をネットで表明。YouTube登録者数は2万5000人超えの反響を呼び、NHK党が公認する見通しだ。
玉木氏は西沢氏の通称申請は「普通に考えると認められない。認められたら、たとえば『玉木雄一郎』で出てくる人がいくらでも出て、落選運動させることができる。民主主義の根幹をゆがめてしまう」とけん制したが、ネット上で西沢氏を支持する声が高まっているのも事実。各所でハレーションを引き起こしている山尾氏が、どのような形で報道陣に対応するのかが注目される。












