〝史上最速男〟が今夏のトレード市場で最注目選手となりそうな気配だ。「ブリーチャー・リポート」など複数の米メディアや米全国紙「USA TODAY」の敏腕記者ボブ・ナイチンゲール氏が報じたところによると、レッドソックスの守護神アロルディス・チャプマン投手(37)がトレード候補となる可能性が高まっているという。
そのチャプマンの移籍先として、急浮上しているのがカブスだ。ナ・リーグ中地区首位のカブスは1日(日本時間2日)現在で貯金15、同地区2位カージナルスに4ゲーム差をつけてトップの座を堅持しているが、チーム事情は楽観できない。
エース左腕のジャスティン・スティール投手(29)が左肘手術で今季復帰を断念し、今永昇太投手(31)も左太ももの故障でIL(負傷者リスト)入りするなど、先発陣に深刻な穴が空く苦しい現状。その影響を受けてブルペンの負担は増大し、今季から加わったベテラン右腕ライアン・プレスリー投手(36)ら中継ぎ陣も不安定な内容を強いられている。
一方、37歳ながらチャプマンは今季ここまで25試合に登板し、防御率1・88、9セーブ、WHIP1・00と圧倒的な安定感を発揮。平均球速は100マイルを超え、MLB史上最速の105・8マイル(170・3キロ)というギネス記録保持者としての名声も健在だ。
かつて2016年のワールドシリーズ制覇時にもカブスの一員だったチャプマンは、短期決戦での経験も豊富。勝負所で信頼できる〝勝利の方程式〟を構築するには理想的な存在といえる。レッドソックスは現在ア・リーグ東地区4位で首位ヤンキースとは8・5ゲーム差。ポストシーズン進出が厳しい状況となれば、チャプマン放出による再建加速も選択肢に浮上する。
今季のトレード期限は7月31日(米国時間)。〝キューバのミサイル〟の異名を持つ史上最速左腕がカブスのユニホームに袖を通す日が来るのか、注目が集まる。












