F1レッドブルの角田裕毅(25)が、伝統の欧州3連戦の初戦となるエミリアロマーニャ・グランプリ(GP、決勝18日)へ向けていよいよ覚醒モードだ。

 角田は4月上旬の日本GPから緊急昇格して約1か月半、着実にレッドブルマシンへの適応を進めてきた。前戦のマイアミGPからはチームが大型アップデート(改良)を敢行。まずはエースのマックス・フェルスタッペンから投入して、速さの向上が見られた。中1週で迎えるエミリアロマーニャGPからは満を持して角田にも投入される見込みだ。

 さらにエミリアロマーニャGPは、角田が自宅を構える住み慣れた地で〝第二の故郷〟とも言える場所。こうした追い風を受けて、快進撃への期待が高まっている。

 オーストリアのモータースポーツ専門紙「スピードウィーク」が角田を特集。「イモラで行われるグランプリは、数年間イタリアに住んでいる角田裕毅にとってホームゲームだ。アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリでの週末が彼にとって特別なイベントである理由は、これだけではない」と切り出して大きな期待をかける。

 まず、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表の言葉をこう伝える。「彼は豊富な経験を持ち、優れたフィードバックを与えてくれる。また、チームに非常にポジティブなエネルギーをもたらしてくれた。彼は個性的な選手だからだ。それに、スピードも抜群だ。もし彼が自信を取り戻せば上位に食い込むだろう」

 そして、エミリアロマーニャGPに向けて角田も自信をみなぎらせている。

「マシンにいくつかアップデートを加え、前進に貢献するつもりだ。全体的にマシンのフィーリングは非常に良い。まだ乗った時間が短いことを考えると期待が持てる。自分が何をすべきかも分かっている」と強豪にふさわしい躍進を遂げる覚悟だ。

「競争力をつけるには、車両のバランスを改善する必要がある。そしてさらに、上位で終えることが重要だとわかっている。今週末はチーム400回目のレースに出場するので、良い成績を収めることが重要だ」と野心を隠さない。

 角田がいよいよ覚醒して悲願の表彰台となるのか注目だ。