立憲民主党(野田佳彦代表)は8日、自民党の西田昌司参院議員による「ひめゆりの塔」発言に関して、同党沖縄県総支部連合会からの抗議声明を発表した。

 西田氏は今月3日に那覇市内で開催されたシンポジウムで、以前に訪れたひめゆりの塔の展示物に対し「歴史の書き換えだ」などと発言した。

 国会内で開いた緊急会合では「西田昌司参院議員の発言への抗議を求める申し入れ」として「ひめゆりの塔にそのような説明は一切書かれていない。あいまいな記憶だけの身勝手な決めつけで沖縄戦の実相をゆがめようとする発言は犠牲者を貶めるだけでなく、歴史を書き換えようとする試みであり、決して看過できるものではない」と厳しく批判した。

 続けて「沖縄県議会でも自公を含めた与野党が一致して抗議決議を採択する動きがあるなど、当該発言に対する抗議が沖縄で広がっている。戦後80年となる慰霊の日も近づく中、西田議員の発言に対して党沖縄県議会としても沖縄県連と怒りを共有して強く抗議することを申し入れる」とした。

 同党沖縄協議会の座長を務める福山哲郎参院議員は、西田氏に対し「強く謝罪と撤回を求めていきたい」と訴えた。

 その上で「私はひめゆり平和資料館を訪れたことがありました。私の知る限りでも、西田参院議員の発言のような記述はなかったと認識しています。資料館の館長さんも西田議員のような記述は過去にも現在にもないとハッキリと言っております。(西田氏は)何年も前の、あいまいな記憶をもとに今回の発言があったんだとしたら、ご本人がもう一回、ひめゆりの塔や資料館を見に行かれて事実誤認があった場合は、謝罪と撤回をすべきだと思っております」と西田氏本人が自身の目で確認すべきだとした。