極端すぎるオーダーは宿敵攻略への布石なのか…。日本ハム・新庄剛志監督(53)が29日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で発動した「異色オーダー」がチーム周辺をザワつかせている。
試合は延長10回に2―1で競り勝ったが、1番には体重135キロの巨漢助っ人のレイエスを抜てき。さらに2、3番の郡司と清宮幸、9番・水野を除いて全て右打者を起用するオーダーで臨んだ。
指揮官によると「ちょっと迷いがあるようだったから」。レイエスへの奮起と相手先発左腕・モイネロ対策だったようだが、切り込み隊長に鈍足助っ人を置くことは異例中の異例。しかも2番以降も機動力野球を期待できない清宮幸、野村、万波を並べたのだから不可解極まりない。
ましてやモイネロは昨パの最優秀防御率のタイトルに輝いた好投手。打ち崩すことが難しい相手に「足攻」を仕掛けるのもセオリーだ。それなのに、あえて重量打線を組んだのはなぜなのか。チーム周辺で「もしかしたら…」とささやかれているのが、上沢直之投手(31)との直接対決を見据えた「予行演習案」だ。
チームは今カード3戦目の5月1日に元同僚の上沢とシーズン初対決する見込み。新庄監督にとっては上沢は〝私情のもつれ〟もあって、今や「宿敵」そのものだ。オープン戦で初対決した際は機動力を存分に生かし、3回までに4盗塁でかき回し、9安打のメッタ打ちで5得点を挙げた。
だが、今回は〝本番〟であることに加え、上沢も日本ハム側の機動力を警戒してくるはず。そこで新庄監督が裏をかく正反対の策で、再び攻略を狙っているかもしれないというのだ。
球団OBは「新庄監督の性格上、同じ策で上沢を撃破しようとは思わないはず。となれば、今度は一発攻勢も考えられる。その布石が今回の独特のオーダーだったのかもしれない。何をやるか予測不能なのが、新庄野球の真骨頂。今回も万全の準備をして、上沢との対戦に臨むはずですから。いろいろなことを想定しているのは間違いないでしょう」と声を潜めた。
上沢について27日に聞かれた新庄監督は「まあまあ、(対策や打順を)考えますよ」と思わせぶりな言葉も残していたが…。いったい、何が飛び出すのか。












