F1レッドブルの角田裕毅(24)が、名門マクラーレンの元スタッフから〝失格〟のらく印を押されてしまった。

 角田は日本グランプリ(GP)から緊急昇格し、3連戦を消化。20日のサウジアラビアGPでは、1周目でリタイアと最悪の結果に終わった。

 奮闘するエースのマックス・フェルスタッペンと比べて上位と戦えない状況を受けて、米メディア「アスロンスポーツ」はマクラーレンのスタッフとして活躍したマーク・プリーストリー氏の見解を伝えた。

 同メディアは「角田裕毅がレッドブルのセカンドシート問題の解決策にならない理由」と題して、角田がレッドブルのシートには適していないと指摘。「元マクラーレンのメカニックで現在はF1専門家であるマーク・プリーストリーが指摘するように、状況はセルジオ・ペレスやリアム・ローソンの時代とほとんど変わっていない。角田は速さと粘り強さを見せたものの、レッドブルが切実に必要としている解決策となることを証明できていない」と分析した。

 さらに「プリーストリーは、レッドブルのトレードマークであるせっかちさも状況を悪化させていると指摘する。『ある程度の時間は必要だ…だが、レッドブルはそうしない』と彼は説明する。ローソンは多くのライダーに好印象を与えたにもかかわらず、わずか数レースで落選した。そして今、角田も同様の厳しい目にさらされている。『わずかな改善の兆し』はあるものの、彼に必要な飛躍のチャンスを与えるには十分ではないかもしれない」と厳しい見通しを示した。

 3連戦を通じて、角田の実力は疑問視されている。「予選における不安定さは、事態をさらに複雑にしている。サウジアラビアGPの週末、彼はチームメートより約1秒も遅れていた。このレベルのスポーツでは、これは到底受け入れられない差だ。この期待外れの予選パフォーマンスは、混乱が頻発し、オーバーテイクの機会も少ない中団を強いられ彼を脆弱にしてしまった。角田は渋滞に巻き込まれ、ハイリスクな状況に巻き込まれた」。角田が予選で十分なパフォーマンスを見せられていない状況が、サウジアラビアGPのリタイアを招いたとの見解だ。

 周囲から厳しい重圧にさらされるのは、強豪ゆえの試練。次戦のマイアミGP(決勝5月4日=日本時間同5日)で雑音を消し去る快走を期待したいが…。