楽天のドラフト1位ルーキー・宗山塁内野手(22)が16日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で、12球団の新人では最速となるプロ1号を放った。

 記念の一打が飛び出したのは両チーム無得点で迎えた3回先頭の第2打席だ。相手先発・上沢が1ボールから投じた甘く入ったチェンジアップを見逃さなかった。振り抜いた打球は右翼方向へ舞い上がり、約6秒間の放物線を描いてホームランテラスに飛び込んだ。開幕一軍の座をつかみ、56打席目で放った一発。もちろん喜びもあるはずだが、背番号1は感情を表に出すことはなかった。

 ダイヤモンドを一周する際も冷静そのもので、表情はまったく変わらず。ホームベースを踏み、自軍の三塁ベンチに戻ろうとすると三木監督らは笑みを浮かべて待ち構えていたが、宗山は祝福のハイタッチを交わしてもヘルメット越しに頭を叩かれてもクールなままだった。

 昨年のドラフト会議では1位指名で5球団が競合。金の卵のアーチにイーグルスファンは盛り上がりを見せ、Xでは「宗山くん」「プロ初ホームラン」などがトレンド入りした。それと同時に新人離れした落ち着きぶりも話題となり「かっこよすぎる」「顔がよすぎる」「さすがスター候補」など喜びの声であふれ返っていた。