競泳男子で2024年パリ五輪400メートル個人メドレー銀メダルの松下知之(東洋大)は、歴史のバトンを受け継ぐ覚悟だ。
22日に行われた日本選手権(東京アクアティクスセンター)の200メートル個人メドレーでは1分56秒35で優勝。参加標準記録を突破し、同種目での世界選手権(シンガポール)代表入りを決めた。レース後には「やっぱりこの種目は瀬戸大也選手(TEAM DAIYA)がすごい強くて、なかなか自分があまり力を発揮できていなかった。やっぱり(パリ五輪の)銀メダリストの意地もあった」と振り返った。
この日は前半の100メートルをトップで折り返すなど、序盤から攻めの泳ぎを披露。後半は2位だった牧野航介(東洋大)を振り切った。前半の積極性が課題の1つだっただけに「練習で反復してやっていたのが出た。自分は気持ちが先行するというか、練習をして自信がついてくる、ちゃんと裏付けがないとなかなか自信をつけられないタイプ。圧倒的な時間と量をかけて培ってきた」と自信を深めた様子を見せた。
世界選手権(シンガポール)の代表選考会を兼ねた今大会は、長きにわたって個人メドレー界をけん引してきた瀬戸が欠場。8大会連続メダルの可能性は消滅した。新たなエースの台頭が求められる中で、松下は「自分は結構、国際大会で強い方だと思う。この記録も夏には超えられる自信がある。そこを超えて今まで憧れてきた萩野(公介)さんだったり、瀬戸選手が築き上げてくださった個人メドレーの歴史を自分と牧野さんで受け継いでいきたい」と力強く宣言。五輪表彰台の景色を知るスイマーとして、競泳ニッポンの主役となる。












