セ2位の巨人はゲーム差なしで肉薄する広島と9日から首位攻防2連戦に臨む。決戦の舞台となる敵地マツダスタジアムでは今季0勝4敗2分けと大苦戦中。さらに屋外球場の暑さとの闘いにもなるが、阿部慎之助監督(45)がひそかに温めている〝鬼門突破術〟とは…。
今季3度目の4連勝で勢いに乗るチームは8日に広島入り。このまま大型連勝を飾り、混戦模様のセ・リーグから抜け出すチャンスでもある。相性の悪い敵地ではあるが、阿部監督は「勝てるよ。ウチは先制したら勝率もすごくいいし、今季もそこまで大逆転(負け)ってないから。何とか先に点を取る。何点でもね」とやる気十分だ。
鯉党の熱狂的な応援だけでなく、暑さも〝敵〟となりそうだ。条件はカープナインと同じだが、巨人の本拠地・東京ドームとは異なり、球場全体を覆う空調設備はない。2連戦はナイターとはいえ、最高気温はいずれも30度超えが予想されている。今月に入って日本各地で記録的な猛暑が続出し、Gナインの間からも「もう活動限界」「外に出ちゃいけない暑さ」などと練習中に悲鳴が上がっていたほど。それだけに、指揮官も「(広島戦は)暑さとの闘いもあるよな」と懸念を示していた。
そんなうだるような暑さを、阿部監督は〝セルフマインドコントロール〟で乗り切る覚悟だ。体を動かす選手とは違い、熱気がこもるベンチ内で約3時間立ちっぱなし状態となる首脳陣もなかなかのハードワーク。扇風機も設置してあるが「あってないようなもの(笑い)。ベンチ裏はちょっと涼しくなってるから、急いでガーッて汗を拭くしかない」と基本的には打つ手なしで、主な酷暑対策としては「水を飲むことと根性」と笑い飛ばした。
一方、こんな独特な対処法もあるという。
「あとは『暑い』って言わないことかな。『今日は暖かいな』って言う。そういう言い方をした方がいい。『暑い』って言った瞬間にやられちゃうから。精神的に」(阿部監督)
ポジティブ、ネガティブを問わず口にした言葉は「言霊」となって返ってくる。自らの言葉で自主洗脳させる〝慎之助流〟の猛暑対策で首位攻防戦を戦い抜いていく。












