新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Bブロック公式戦(26日、東京・代々木)で、IWGPジュニアヘビー級王者SHO(34)がドラゴン・ダイヤ(25=ドラゴンゲート)から5勝目(1不戦勝)を挙げた。初優勝を確信する王者は決勝戦が行われる6月9日大阪城ホール大会の試合順変更を要求。IWGP世界ヘビー級王座戦をメインにするべきと主張した。

 他団体のホープでも「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」は容赦なかった。セコンドの高橋裕二郎が介入し、スケボーでダイヤを殴打。最後はSHOが宇和島ピンプスで3カウントを奪い、「格が違いすぎるんじゃ」と勝ち誇った。

 連日の反則ファイトでリーグ戦を荒らしまわる王者には各会場で大ブーイングが発生中。唯一、4月両国大会のV1戦が左肩負傷によるレフェリーストップ決着となり、BOSJを欠場となったYOHだけは「王者のまま待っていてもらって、両国の続きをしたい。僕は唯一の応援団」と〝エール〟を送ってきた。

 ところがSHOは「気持ち悪いんじゃ。お前とは秒殺で終わってるし、もうやらねえから。何度もチャンスやってんのに、まだ分からねえのか。復帰なんかしなくていいから引退しろって」と表情をゆがませつつ悪態をついた。

ドラゴン・ダイヤに強烈なキックを見舞うSHO
ドラゴン・ダイヤに強烈なキックを見舞うSHO

 そんなことより、今は6月9日の大阪城決戦だ。今年はBOSJ決勝がメインで開催されることが発表された。しかし自称「格が違いすぎる男」はこの団体の決定に異を唱える。「全員雑魚すぎて、俺とメイン張れる人材がおらんやろうが。力の差がありすぎてチャレンジマッチにしかならんから、第1試合で十分よ」と、すでにリーグ戦で3敗を喫しているとは思えない発言を連発する。

 さらに「そもそも不戦勝になる可能性が高いぞ。現時点でも(マスター)ワト、YOH、田口(隆祐)、(フランシスコ)アキラと、何人も俺にビビッて逃げたしな。決勝戦で俺と戦うことが決まったヤツも、どうせ尻尾巻いて逃げるやろ」。負傷による欠場者たちを敵前逃亡者と都合よく解釈して言いたい放題だ。

 代わりにメインに推薦するのが、H.O.TのEVILが米AEWの外敵王者ジョン・モクスリーに挑む団体最高峰王座戦だ。「EVILがあの偽物チャンピオンを成敗して、史上最高のハッピーエンドが約束されてる試合の方がメインにふさわしいやろ。ジュニアもヘビーもH.O.Tのものになって、未来永劫すべてがEVIL社長のものになる、記念すべき大会として語り継がれていくやろうな」。すべてSHOの言葉通りになれば、大阪城決戦はファンの暴動が起きることすら危ぶまれるが、果たして――。