ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(30=大橋)が、2014年4月6日に20歳でWBC世界ライトフライ級王座を獲得してから10年の節目を迎え、心境を語った。

 井上は「4月6日は僕にとっての誕生日のようなもの。言われて10年なんだと気づきましたが、10年なんだ、という感慨はありますよ」と明かした。

 10年間世界王者であり続ける偉業を達成だが「やるべきことを突っ走ってきたら10年経過しました。この10年間、特にプレッシャーも感じることもなかった。試合前ごとに感じるプレッシャーはあるけれど、チャンピオンであるべきプレッシャーというのは特になかった。追いかけられているような感じもなかった。強くありたいという気持ちがでかいのかなと思う」と自然体だ。

 この10年間で思い出す瞬間については「特にないけれど、一つひとつの試合に思い入れ、あの時、こうだったなとかはある。ただ、まだ振り返ることでもないかなと。まだまだ先があるので」と前を向いた。

 5月6日に行われる挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)との東京ドーム決戦まで1か月となった。「今はすごく良い仕上がりです。ネリ選手が相手、東京ドームでやれること、それが自分の中でプラスに働いている」と好調。「追い込みながら一つひとつ確認しながら、ズレをなくしていくことが必要になる。体重調整も必要で、いろいろなことが入り交じっていく時期だから、自分としてもすごく楽しい時期になる。そのような感覚で1か月間過ごしていきたい」と意気込んだ。