ドジャース・大谷翔平投手(29)の元通訳・水谷一平氏(39)が違法賭博に関与した疑いで球団を解雇された問題は、依然として沈静化の兆しが見えてこない。

 そうした中、かつての現役時代にヤンキースやレッドソックスなどで活躍したジョニー・デーモン氏(50)が米メディア「アウトキックス」の公式サイト内でインタビュー動画に出演。大谷が水原氏によって自らの口座へ勝手にアクセスされ、450万ドル(約6億8000万円)もの大金を搾取されたと声明を出したことについて「彼(大谷)が最初から全く気付かなかったのはおかしいと思う」と持論を展開した。

 その後もデーモン氏は司会者のダン・ダキッチ氏の質問に答える形で、意見を述べ「450万ドルも盗まれたんだ。普通なら気付くよね。ただ彼がたとえ野球のプレーだけに没頭していたとしても、この額は余りに大きすぎると思うよ」とも口にした。 

 一方で、水原氏がかかわったとされているスポーツベッティングはカリフォルニア州など米国内50州のうち12州を除く、38州で合法化されており「成長産業」とみられている側面もある。それを踏まえた上でデーモン氏は「世の中のギャンブルに対する考え方が変わってきている」と前置きした上で、MLB4256安打の通算最多安打記録を持ちながら、レッズの監督時代に野球賭博へ関与したことで永久追放処分を受けたピート・ローズ氏(82)を次のように〝擁護〟した。

「ピート・ローズは殿堂入りすべきだと思っているよ。これは確かに大きな賭博問題だった。でも今はどこにでも賭博サイトがある。それが今、スポーツ界に活力を与えている」

 そして水原氏が、どのジャンルのスポーツ賭博を実際に行っていたかについては「どこまで何に賭けたかなんて誰にもわからないよ」とも言い放った。ちなみにMLBでは機構側から選手や審判員、球団職員らが野球を対象とした賭けに参加することは全面的に禁止されている。

 引退後は過激トークを連発し、歯に衣着せぬ舌鋒の持ち主としても知られているデーモン氏。今回の発言も波紋を広げそうだ。