東京高裁(安東章裁判長)は22日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を巡る汚職事件で、収賄や組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の罪に問われた元衆院議員の秋元司被告に懲役4年とした一審判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。
秋元被告は2019年に逮捕され、21年に一審有罪判決も控訴し、一貫して無罪を主張していた。弁護側はスマホのアプリで歩行していたデータが記録されていないことや贈賄側が現金300万円を渡したとする証拠はないとして、事実誤認などとしたが、高裁は「(現金を渡したとする贈賄側の証言は)信用できる」と認定。アプリのデータは必ずしもすべてを計測していないとして、賄賂を受け取っていない証拠にはならないとして、一審判決を支持した。
同被告は衆院東京15区補選(4月16日告示、28日投開票)への出馬を表明しており、「私は(疑惑に)一切関与していない。公判を通じて、その証明もしてきた。日本の司法を信じている」と逆転無罪を勝ち取ることに自信をのぞかせていたが、再び実刑判決となった。
今後は上告する意向で、補選は身の潔白を訴える異例の選挙戦となりそうだ。












