カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を巡る汚職事件で、中国企業から収賄を受けた罪に問われた元衆院議員の秋元司被告の控訴審初公判が16日、東京高裁で開かれ、即日結審した。来月は元国会議員3人に有罪判決が下る可能性が高くなってきた。
一審では同被告が議員会館で賄賂を受け取ったとされた。スマホアプリのGPSデータと異なることで無罪を訴えたが、懲役4年の判決が出ていた。控訴審ではアプリ開発者側の取り調べや証拠の取り調べを請求したが、裁判所側はいずれも却下。弁護側の異議申し立ても棄却された。
「即日結審で、実質審理なしですから秋元被告には厳しい状況でしょう」(法曹関係者)
この日、スーツ姿にトレードカラーの水色のネクタイで出廷した秋元被告は逆転無罪判決に向けて意気込んだが、わずか10分ほどで閉廷し、拍子抜け。弁護団の〝無罪請負人〟こと弘中惇一郎弁護士も虚空を見つめ、すぐに退廷することはなかった。
来月は元国会議員の判決ラッシュとなる。14日に東京地裁で俳優の綾野剛らへの常習的脅迫などの罪に問われた元参院議員のガーシー(東谷義和)被告、同日に地元区議らを買収した公職選挙法違反の罪に問われた前法務副大臣で元衆院議員の柿沢未途被告の一審判決が下る。ガーシー被告に検察は懲役4年を求刑し、柿沢被告は起訴事実を認めており、ともに有罪判決は確実だ。
秋元被告は22日、東京高裁で判決が言い渡される。警視庁や東京地検特捜部が手掛けた元国会議員事案は〝3タテ〟となりそうな雲行きだ。












