競泳のパリ五輪代表選考会(東京アクアティクスセンター)が17日に開幕した。
個人種目は、決勝で日本水連が独自に定めた派遣標準記録(2017年から23年の五輪と世界選手権の記録をもとに世界10位相当タイム)を突破して上位2人に入ることが代表入りの条件とされ、一部の種目においては厳しい壁となっている。しかも昨年7月の世界選手権(福岡)では、ホームアドバンテージを生かせず21世紀以降最少となる銅メダル2個に終わり、一部コーチが基準の緩和を要望した。
しかし水連の鈴木大地会長に、その意向はなく、昨年11月にパリ五輪の代表選考基準を発表したときに「これまで、0・1秒ぐらいの差で、五輪に出られなかった選手もいる。今まで通り厳しく(選考を)乗り越えて強さを発揮していこうと、最終的には(コーチから)ご理解いただいた」と説明していた。
今回の選考に関しては決定事項とはいえ、変更を求める意見は根強い。ある競泳関係者は「今まではこのやり方でうまくいっていたけど、日本の水泳は現状停滞しているので変化させてもいいと思う。五輪を経験することで見えてくるものもあるんじゃないか」。使える枠を最大限に生かし、将来への投資を進めるべきというわけだ。
果たして現行基準は最適なのか。パリ五輪も惨敗となれば、再び議論が活発化しそうだ。












