宇宙事業会社「スペースワン」は13日、和歌山県にある国内初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から小型ロケット「カイロス」を打ち上げたが、発射直後に爆発し失敗した。

 カイロスは全長18メートル、重さ23トンの小型の固体燃料ロケット。民間の発射場から打ち上げられる国内初のロケットで、搭載されている政府の小型衛星を軌道に投入できれば民間単独では国内初となる予定だった。

 多くの期待を背負ったカイロスだが発射から5秒後に爆発。一体、何が起こったのか。会見でスペースワンの豊田正和社長は「期待に沿えず大変申し訳なかった」と謝罪。カイロスは飛行経路などの異常を検知した際に安全確保のため機体を爆破する装置が自動的に作動するように設計。今回作動した理由については分かっておらず原因究明を急ぐとしている。

 打ち上げ失敗には多くの著名人も反応。アメリカの航空宇宙メーカー「スペースX」を率いるイーロン・マスク氏は「Rockets are hard(ロケットは困難だ)」と投稿。民間ロケット開発に携わっている堀江貴文氏も「射場は壊滅的に破壊されてるだろうなぁ。。復旧予算どーすんだろ。。とかそんなことが気になってしまう現実感。他山の石としないと。」と自身に言い聞かせていた。

 そのショックは株価にも波及。スペースワンに出資しているキヤノン電子の株が急落。前日終値2552円から一時2228円と大きく売られる場面も。終値は7・5%安の2362円。キヤノン電子以外にも出資している清水建設、IHIも下落した。

 キャスターの辛坊治郎氏はニッポン放送のラジオ番組「辛坊治郎ズームそこまで言うか!」(日本放送)に出演し「とんでもない所に飛んで行って二次被害が出ることを防ぐために、ロケット自身が爆発させたんじゃないのか?ということなんだけど。それにしてはかなり高度の低いところで爆発してますからよほどの緊急事態」と分析。一方で「ロケットの開発においては失敗は付きもの」と理解を示していた。