【アリゾナ州グレンデール10日(日本時間11日)発】ドジャースの大谷翔平投手(29)はダイヤモンドバックスとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場し、4打席目にかめはめ波のような一直線のライナーで右翼線に適時二塁打を放ち、3打数1安打1打点だった。4打席立つのはこのオープン戦で初。いよいよ10日後に迫った韓国・ソウルでのパドレスとの開幕シリーズに向け最終段階に入った。また、1日に亡くなった漫画家の鳥山明さん(享年68)の代表作「ドラゴンボール」に登場するフュージョンポーズが話題だ。
これが主役だ。最後の打席で球場に詰めかけたファンを熱狂させた。6回無死一塁でマウンドは5番手の左腕ネルソン。初球、甘く入ってきた84マイル(約135キロ)のスライダーをバットに乗せて振り切った。角度はつかなかったがライナーは右翼線を破る二塁打。一走が一気に生還し、7打点目をマークした。ここで代走が送られて交代した。ここまで6試合で無安打は1試合だけ。安打を放った5試合は全て打点を挙げている。
今オープン戦で4打席立つのは初めてだった。大差のついた展開だが、見逃さずに1球で仕留めた。20日の開幕戦に向けて、本番を想定したということ。調整はいよいよ最終局面、仕上げの段階だ。昨年9月に右ヒジを手術したことで開幕に間に合うかどうか心配されたが、「(打者のリハビリは)終わっていますね」と順調そのものだ。
初回無死一塁で相手先発はメジャー2年目の右腕ファット。内角の93マイル(約150キロ)、外角の86マイル(約138キロ)を2球続けて空振りした3球目、外角の93マイルを自信を持って見送るも見逃し三振。「ボール」「ストライク」の見極めというよりもボールの見え方、タイミングを計っていたのだろう。
フリーマンの3号2ラン、テーラーの1号満塁弾とドジャース打線は爆発。二死一、三塁でこの回2度目の打席が回ってきた。マウンドは2番手の右腕ベイカー。1球もバットを振ることなくカウント3―1からの5球目、内角低めに83マイル(約134キロ)の変化球が外れて四球。捕逸となり、三走が生還し、0―7となった。
4回無死一塁は3番手の左腕カスティーヨと対戦。カウント1―1からの3球目、内角高めの96マイル(約155キロ)の速球に詰まらされて一ゴロに倒れた。
大谷といえば、米国でも塁上で両手と腰を振る“フュージョンポーズ”が話題。鳥山明さんの代表作「ドラゴンボール」に登場する人気ポーズだ。ドジャーブルー公式X(旧ツイッター)で「大谷翔平が最近亡くなった鳥山明さんに敬意を表している可能性があることが分かりました」とドラゴンボールのイラストともに伝えている。
フュージョンポーズはストレングス&コンディショニングコーチ補佐のトラビス・スミス氏がアップメニューに取り入れたものの、進化形だ。ちなみに、スミス氏は試合前の掛け声ルーティンでも行っている。ベンチで、各選手の士気を高めるため「わー」と声を掛けて回り、大トリの大谷の前へ来ると「イッツ・ショウタイム!」と大声で叫び、大谷と片手でスラップしたあと、フュージョンポーズで締めているのだという。
主砲フリーマンは「ヒップロックだと思っていたよ」、ベテランのヘイワードは「フュージョンポーズは知っているよ。やったことはないけど。チームのポーズになるかはこれからのお楽しみだね」と語った。今季、どんな場面で登場するか注目だ。












