中日の新外国人・ディカーソン外野手(33)の調子が上がってきた。10日の広島戦(広島)ではオープン戦1号を含む2打数2安打2打点(2四球)の活躍で3―0の勝利に貢献した。
ディカーソンのバットが火を噴いたのは、5回二死の場面。広島2番手・河野のカットボールを振り抜いた一撃は美しい放物線を描きながら右翼席にズドン。初回無死一、三塁の場面でも先制の左前適時打を放っている助っ人は「調整期間中で良かったり悪かったりっていうのはあるんですけど、その中でだんだん良くなってきてる感じがあるので、良かったかなと思います」と確かな手応えを感じている。
日本の文化が好きで漫画「ドラゴンボール」の大ファンでもあるディカーソンだが、作者の鳥山明氏が亡くなっていたことが8日に判明。「やっぱりとても悲しい。僕が日本に来て、(鳥山氏が)名古屋出身というのも何かの縁がありますし、いつかはお会いしてみたいと思っていた。子供の頃から知っていたので、とても悲しいです」とショックを受けていた。
ディカーソンにとって「ドラゴンボール」は日本と自分をつなげてくれる特別なコンテンツだ。現在、日本語を覚えるためにアニメ「ドラゴンボール」を見て勉強中。「今は魔神ブウ編の最初の方を見ている。面白いのは(主人公・孫悟空の息子である)悟飯が最初に野球をしているところ。言葉は分からないんですけど、知ろうとはしている」という。
「初回のタイムリーもそうですけど、まっすぐを仕留められるようになってくれば。選球眼は悪い方ではない。結果が一つ出たのは今やろうとしていることができたということで、本人も安心しているところがあるのでは」と立浪監督も上昇ムードの助っ人を評価した。
昨年は貧打に泣いた中日だが、ディカーソンがこの日のような活躍を見せられるようになれば、打線の破壊力は大きくアップすることになりそうだ。












