「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」などで知られる漫画家の鳥山明さんが1日に亡くなったことが分かり、漫画・アニメの関係者を中心に大きな衝撃を与えている。

 鳥山さんの所属したプロダクションである「株式会社バード・スタジオ」と、作品のプロデュースを手がける「株式会社カプセルコーポレーション・トーキョー」は連名で鳥山さんの死去を発表。「多くの世界中の方々に支持していただき、45年以上にわたる創作活動を続けることができました。これからも鳥山明唯一無二の作品世界が、末長く皆様に愛され続けることを切に願います」とファンに感謝した。

 カプセルコーポレーション・トーキョーは、伊能昭夫氏が代表取締役を務める。過去に月刊漫画誌「Vジャンプ」などの編集長も務めた伊能氏は、2023年に集英社から独立。今月4日には鳥山さんの漫画作品「SAND LAND」のアニメ化・ゲーム化に関する新情報を公開する発表会に出席していた。

 発表会は鳥山さんが亡くなった後に開催されていたが、伊能氏はゲストのお笑いコンビ「錦鯉」と作品について軽妙なトークを展開。時折笑顔を見せつつ作品をアピールしており、鳥山さんの死去の影響は全く表に出さなかった。

 イベントの中で伊能氏は「書き込みもご本人が描いたということで。とにかく先生自身も最も愛するというか、(そのような)作品になってまして。すさまじい完成度の作品だと思いますね」と、鳥山さんが「SAND LAND」に注いだ情熱について言及。

 また新プロジェクトに寄せた鳥山さんのコメントを自ら代読すると、アニメ化・ゲーム化についても「立て続けに展開ができることを本当にうれしく思います。鳥山先生の作品でこうやって新しい続きを展開できるってなかなかないことだし」と前向きな心境を明かしていた。

 鳥山さんが亡くなってわずか3日後のイベントだったので、悲しみに暮れていたことは容易に察することができる。それでも〝完璧な秘匿〟を貫いたのは、鳥山さんが残した「SAND LAND」への思い入れがあったからだろう。