「ドラゴンボール」などで知られる漫画家の鳥山明さんが亡くなったことが分かった。68歳だった。

 この日は「週刊少年ジャンプ」の公式サイトが更新され「ジャンプ誌上でたくさんの作品を発表された鳥山明先生が逝去されました。突然の訃報に、集英社・編集部一同大きな悲しみに包まれております」と伝えた。

 鳥山明氏の訃報を受け、サイトでは人気漫画家たちも悲しみの声をつづった。「ウイングマン」「電影少女」など数々の人気作品を世に送り出してきた桂正和氏は「力がぬけて気力が出ません。こんな事のコメントはしたくないですね」と率直な思いを吐露。鳥山さんとの交流について「漫画家として、見てる風景、作家のレベルも違いすぎて、偉大さを意識した事が無かったです。わかってはいます。けど、本人と接する時は微塵もそれは感じなかった。人柄ですね。だから偉大な漫画家というより、今も友人としてとしか考えられない」とつづり「話したい事が沢山溜まってます。いろんな話があるんです。興味のない話は、いつものように、うわの空に聞いてもらってもいいんで、もう一度話したいです」と思いを寄せた。

 現在も「ONE PIECE」(ワンピース)でジャンプを先頭で引っ張り続ける尾田栄一郎氏は「あまりに早すぎます。空いた穴があまりに大きすぎます。もう二度と会えないと思うと、悲しみが押し寄せてきます」とぼう然。「漫画家に限らずあらゆる業界で活躍するクリエイター達の少年時代にドラゴンボール連載当時の興奮と感動が根付いているでしょう。その存在は、大樹です」と表現し「同じ舞台に立った僕ら世代の漫画家にとって鳥山作品は近づく程により大きな存在と気づかされました。怖いくらいに。でもまた、飄々としたご本人に会えるとただ嬉しい。僕らは血液レベルで鳥山先生が大好きだから」と追悼した。

 世界的人気を誇る「NARUTO」(ナルト)を描いた岸本斉史氏は「小学生低学年でDr.スランプ、高学年でドラゴンボールとずっと先生の漫画と一緒に育ち、生活の一部で先生の漫画が隣にあるのが当たり前でした」と振り返る。

「今、先生のご訃報を受けたばかりです。ドラゴンボールが終わった時以上のとてつもない喪失感に襲われ...まだこの心の穴にどう対処すればよいのか分かりません。今は大好きなドラゴンボールも読めません。(中略)もし本当にドラゴンボールの願いが1つ叶うなら...すみません...それはわがままな事なのかもしれませんが、悲しいです先生」と作品のキーとなるアイテムにかけて追悼した。