新日本プロレス10日尼崎大会「NEW JAPAN CUP」1回戦で、辻陽太(30)がジェフ・コブ(41)を撃破し、2回戦(15日、堺)に駒を進めた。

 怪物コブの驚異のパワーに大苦戦を強いられた。ジーン・ブラスターを阻止された辻はスプラッシュ・マウンテンで投げ捨てられると、アスレチック・プレックス、F5000と怒とうの猛攻にさらされる。さらには掟破りのジーン・ブラスターも浴びるなど防戦一方だ。

 それでもレインメーカー式のツアー・オブ・ジ・アイランドは許さない。ジャンピングニー2連発からヘッドバットを見舞い、カーブ・ストンプで反撃に転じる。

 勝負に出た辻はコーナー上からダイビングフットストンプを決め、新技70CROSS(変型ボム)を発射。最後は強烈なジーン・ブラスターをさく裂させ、3カウントを奪ってみせた。

 強敵撃破で初優勝へ絶好発進を飾った。試合後の辻は「分かるよな、このNJC、新日本プロレスの中でどんな大会なのか。特に今回だ。オカダ(カズチカ)が抜けて(ウィル)オスプレイが抜けて、タマもいなくなって…誰が引っ張っていくのか、それを示す大会なんだよ。今まで俺は世代交代に興味がないと言ってきた。ただ、認めよう。俺こそが世代交代の中心だ」とキッパリ。「新しい時代へと導いてやる。俺と一緒にその扉を開けようぜ。覚悟はいいか! 俺がNJC、優勝してやるよ」と高らかに宣言した。

 トーナメント優勝者には4月6日両国大会でIWGP世界ヘビー級王座(現王者は内藤哲也)への挑戦権が与えられる。辻は「これからの新日本を背負えるのは俺だけだ。このNJC優勝して、これからの新日本を背負っていくと覚悟を示した上で、両国で内藤哲也の持っているIWGPに挑戦してやる。内藤さん、両国で待っていてくれよ」と、ロス・インゴベルナブレスの同門である王者に堂々と宣戦布告していた。