沈黙ののち、温かい拍手に包まれた。ロッテ・岡大海外野手(32)があわやの自打球に肝を冷やした。

 9日、ソフトバンクとのオープン戦(ZOZOマリン)に「1番・中堅」で先発出場。初回先頭で打席に立つと、3球目だった。ソフトバンクの開幕投手に決まっている有原航平投手(31)の内角に食い込むツーシームを打って打球が右ひざ付近を直撃。激痛に耐えられず崩れ落ちるように倒れ込んだ。

 見ているだけでも痛々しいシーン。場内は一瞬にして静まり返り、岡はトレーナーに付き添われ、右足を引きずるようにしてベンチに一度下がった。吉井監督も心配そうにベンチ裏に確認に向かったが、岡はすぐにグラウンドに戻り打席へ。ファンの大きな拍手に迎えられ、場内はロッテファンの「大海(ひろみ)コール」に包まれた。

 最後は外角低めのスライダーを打って三ゴロに倒れたが、一塁まで懸命に駆け抜けた岡に再びファンの温かい歓声と拍手が送られた。