高校の入学願書の締め切りを中学校が守らなかったことで生徒が受験できなかった問題が騒動となっている。
地元メディアによると、福岡県の私立博多女子中学は県内の公立高校の入学願書締め切り日を県立高校の締め切り日と間違ってしまったという。公立高校の締め切り日が4日早かった。
公立高校の受験を希望していた生徒は3人いたが、受験できなかった。2日に保護者説明会が開かれたものの、受験できなかった生徒の保護者の怒りは収まっていない。
とんでもない話ではあるが、多くの人はピンと来ない点があるかもしれない。公立高校と県立高校でどうして締め切りが違うのか。県立高校も公立高校ではないのか。実はややこしい事情があった。
福岡県出身者は「博多女子は中高一貫の学校で、橋本環奈さんが高校の出身で知られています。一方、ニュースに出てくる公立高校は古賀市の古賀竟成館で、正確には学校組合立なんです」と指摘した。
福岡県公立古賀竟成館高校は古賀市、福津市、新宮町で作る古賀高等学校組合が運営する公立高校なのだ。こうした学校組合立と呼ばれるタイプの公立高校は全国で3つしかない。その内の2つが福岡県にある。
「以前は古賀高校という名前で、『県立ではない』というのは知られていたと思います。ただ誰もが知っていたかというとどうでしょう。進学先が公立か私立かは気にしても、学校組合立か県立かは気にしない人もいますから」(同)
博多女子中学は受験できなかった生徒に博多女子高校進学と和解金30万円を提示しているというが、保護者は反発。訴訟になりかねない勢いだ。
「学校組合立のある福岡県特有の間違いといえるのかもしれません。もっとも中学の教員が知らなかったでは済まないし、子供が犠牲になる仕組みはよくない」(同)
再発防止策が必要かもしれない。












