中日は25日の阪神とのオープン戦(北谷)に4―1で勝利。この日で沖縄キャンプの全日程を終了した。新加入の中田翔内野手(34)も「やりたいことはできたと思います」と充実の表情を浮かべた。

 キャンプ中、中田は16年間のプロ野球生活から得た経験や考え方をチームメートに惜しみなく伝授していた。「ホームランを狙わなくてもいい。いい形で振っていけばホームランになる」。こう中田からアドバイスを受けた3年目の鵜飼は「僕も(本塁打を)狙ったことがあるんですけど、いいことは今まであまりなかった」と〝中田の教え〟を自身の打撃にも生かそうとしている。

 また、昨年に24本塁打を放ちブレークした細川も「タイミングだったり、まだまだ自分ができてないことがたくさんある。ゲームの中でいろいろと盗んでいきたい」と中田からどん欲に学んでいくつもりだ。

 中田は投手陣にも打者目線での考え方をアドバイス。「インコースの大切さということを聞きました。大事だと思います」と話す梅津をはじめ、若手投手陣にとっては過去3度、打点王に輝いたスラッガーの思考は打者と対戦する上で大きなヒントになるはず。チーム関係者の間からは「中田が一塁を守ることで(投手陣にも)いい影響が出るのではないか」と期待する声も上がっている。

「みんな素直ないい子たちばかりなので。いろんな場面で交流もできましたし、これからも続けていきたいなと思います」とキャンプを通じてナインとの関係を深めた中田。2年連続最下位から巻き返しを狙う立浪竜にとって背番号「6」が好影響を与えてくれそうだ。