立ち技格闘技「K―1」のアドバイザーに就任した創始者の石井和義・正道会館館長(70)が、早速〝ズバリ〟だ。現行のルールを時代に合わせて変更することを提言した。

 21日に都内で報道陣の取材に応じた石井館長は、K―1のルールも観客が求めるものに進化し、新しい多くのファンの獲得に取り組むべきと力説。その中で禁止されている「蹴り足をつかむ、ホールディング、首相撲等相手をつかむ全ての行為」について「今はつかんだらなんでもすぐ反則になっている」と指摘。そして、こうした行為が禁止された経緯として首相撲やクリンチが続くと試合の動きがなくなるためだったとして「〝さばき〟や〝崩し〟はいいと思う。そこから攻撃ができるから」と相手を押したり払うことで次の攻撃につなげる行為は認めるべきとした。

 そして「どこまでやるのか、と言うことです。全部やっていいのが総合格闘技。K―1は打つ、蹴る、跳ぶで止める」と説明。立ち技でも首相撲を認める場合、そこから白熱する攻防を生むには現在K―1では認められないヒジ打ちを解禁する必要がある。しかしヒジ打ちは流血を誘発するだけに「僕らが目指すのは人類共通のスポーツです。スポーツなら友情ができる。そうすれば大企業のスポンサーもつく。血が出たり、倒れたヤツをたたく競技に大きなスポンサーがつくか。つかないです。血が出るだけでつかない」と発展のためにも認められないとした。

 早速送られた提言をK―1はどう受け止めるか。ビッグマッチとなる「K―1 WORLD MAX」(3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館)を前に、対応に注目が集まりそうだ。