ブレイキン男子で18歳の菱川一心(ダンサー名・ISSIN)が、難敵を撃破して頂点に立った。

 18日に東京・NHKホールで行われた全日本選手権最終日の決勝トーナメントでは、準決勝でパリ五輪代表に内定している半井重幸(SHIGEKIX)と対戦。「もともと憧れだったが、ダンスの歴を重ねる中で倒したいという気持ちになった」という日本を代表するダンサーを前に、静と動のメリハリがついた演技を披露し、2―1で勝利を飾った。続く決勝でも大能寛飛(HIRO10)を3―0で下し、日本一の座をつかみ取った。

 姉の影響で8歳から競技を始め、右肩上がりで進化を遂げる次世代のエース候補。今大会はSHIGEKIX対策に重点を置いて準備を進めてきた。「今まで倒したことなかったし、倒したいという気持ちがあった。ちゃんと自分で考えてきたものを全部にぶつけられた。全体的に自分の中ではもう今日出せるベストを出せたかな」と満面の笑みを浮かべた。

 パリ五輪出場権を懸けた五輪予選シリーズ(5、6月)に向けて、大きな自信をつける一戦となった。祭典への出場を目指す若武者は「今日は存分に喜びたいが、明日から切り替えてないと時間がない。内定を決めて五輪でもぶちかましたい」と気合十分。伸びしろたっぷりなダンサーの今後に注目だ。